まろにっき@ベトナム生活

2016年、北海道からベトナムに来ました。ベトナムで生活する私の色々です。

犬肉を食べてみた

明けましておめでとうございます!(旧正月)
旧正月の日本帰省が終わり、ベトナムに戻って参りました。



さて!今回はベトナム料理です。
毎回肉料理ばかりですが、
今回は『犬肉』です。
ベトナムは犬肉を食べるんですね~
韓国や中国で食べるのは知っていましたが、
ベトナムでも食べるのは来越後、知りました。



町のいたるところに、「Thịt chó」と書かれた店がありますし、
市場では丸焼きの犬が売られています。
最初見たときはかなり驚きました・・・
ちなみに、
「Thịt」が「肉」で、
「chó」が「犬」です。



そして、こちらが犬肉です!!!

右が蒸したもので、
左が血と一緒に煮込まれたものです。


発酵した海老の調味料(Mắm tôm)に
つけて食べるのです。
この調味料も曲者で、私は大好きなのですが、
周りの日本人は食べれない人が多いです。
その理由は、臭いから!!!笑
紫色の見た目、独特な香りを放ちます。


Mắm tômに唐辛子、味の素、砂糖少々、お好みで酒、
最後にライムをぎゅっと絞って、まぜまぜします。
すると、少し泡立ちますので、肉や揚げ豆腐を付けて召し上がれ。
珍味系好きな方は、堪らないですよ~





気になる犬肉のお味。
少し癖がありますが、
牛肉と豚肉の間のようなお味。
こんがりと焼いたものなら、
豚肉のような感じ。

思っていたより美味しい…




ただ、お店によって当たりはずれはあるかと!
学生に作ってもらって食べたとき、結構獣臭いなんてこともあったので、
召し上がりたい場合は、人気店を教えてもらった方が良いかもしれませんね!





右が蒸した犬肉
真ん中下がMắm tôm
真ん中上が香草
左の細長いものがレモングラス  です。


食べ方ですが、犬肉を葉に包み、調味料につけて食べます。
レモングラスは皮をむき、調味料につけて食べます。
箸休めですね。さわやかです。


犬肉は旧暦の月初は食べません。月末に食べます。
理由は月初に食べると縁起が悪いから!だそうです。
そのため、月末は犬肉のお店も混雑しています。



最近はペットとして犬を飼う人も増えてきているので、
もちろん食べない人もいますが、
老若男女問わず、食べる人は食べる。



大学生の時、韓国人の友達に
韓国では犬肉を食べる文化があると聞き、
引いてしまいましたが、何事も経験ですね!笑



私は日本語教師をしているので、授業での「犬肉」の話はテッパンです。
初級のクラスでも犬肉の話になると何とか話そうとしてきます。笑
私が犬肉を食べたことがあると言うと大抵笑われます。



最近はベトナム国内でも犬・猫肉食反対運動があったりします。
私は良いと思うんですけどね。
もともとあった食文化を可哀そうだからやめよう!みたいな風潮って、
疑問を感じずにはいられないです。
じゃあ、牛は?豚は?鳥は?ってなりますし・・・
野菜は生きてないの?かわいそうじゃない?と・・・



クジラもおいしいし、犬もおいしいし、
「いただきます」と「ご馳走様」は、そのためにあると思います。
美味しい命を有難うございます!!